社員通信 竹の花入れ作ってみました

 

2月に入って少し暖かくなり、梅の花もちらほら咲き始めました。

昨年末の竹の間引きの端材を貰い、二重の花入れを作ってみました。

 

 

1 傷や曲がりを見て正面を決め、赤鉛筆で切り取る部分に印を付けます。

 

二つの窓がきちんと正面にくるようにします。

 

 

2 印を超えないよう、慎重に窓の両端にノコギリで切れ目を入れたら穴を広げるための切込みを入れます。

 

 

 

3 窓の両端の切り込みに向かって鋏を入れ、竹を割りながらとって大まかに穴を開けていきます。

 

 

4 この状態から小刀で仕上げていきます。

 

 

両端のノコギリの切り込みが一直線につながるよう、慎重に削ります。

 

紙やすり等は使わずに、小刀だけで仕上げました。

 

 

最後に吊り下げるための穴をあけて…

季節の花を飾ったら完成です。

上段がコウバイ、下段がカワヅザクラです。

竹材の扱いや普段あまり使わない小刀の練習といった、趣味と実益を兼ねた、竹の花入れ作りでした。

(職人通信2021/2/14 H.K)